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2014年1月26日 ソフトウェア

Sublime Text3 を導入から設定まで詳しく解説するよ!


slt3ちょっと長めの記事です。

SublimeTextとは

SublimeTextとは、1年ちょっと前に「恋に落ちるエディタ」というキャッチで国内で急激に利用者が増えた無料で使えるテキストエディタです。

お洒落な外観豊富な機能、さらに膨大な量のプラグインが簡単なコマンドでサクッと検索→インストール出来るという素晴らしいエディタなんですが、ソフトが英語&設定が複雑(特殊?)ということもあって、若干敷居が高め。

要所要所を解説しているサイトはいくつもあるんですが、まともに使えるようになるまでの流れを全部解説しているところがほとんど無かったので、ここにまとめておきます。

あと、解説はWindows限定です。

今回やること

  • インストール
  • PackageControlの導入
  • メニューの日本語化
  • Shift-JIS、EUC-JPを扱えるようにする
  • 日本語入力の不具合を解消
  • フォントの変更

インストール

ダウンロードはこちらから。 1_26_0_11_51 各自OSに合わせてダウンロードしてください。インストールは特に説明することは無いですね。
portable versionだとインストール不要で楽チンですが、後々プラグインやら何やらを導入することを考えると、インストール版のほうが良さげ。

PackageControlの導入

この「PackageControl」というものを導入すると、プラグインのインストールがめちゃくちゃ楽になります。とにかくSublimeTextを活用する上で必須です。

まず「View」→「Show Console」でコンソール画面を起動します。 slt1 表示されたコマンドラインに以下の文字列をコピペします。
import urllib.request,os,hashlib; h = 'eb2297e1a458f27d836c04bb0cbaf282' + 'd0e7a3098092775ccb37ca9d6b2e4b7d'; pf = 'Package Control.sublime-package'; ipp = sublime.installed_packages_path(); urllib.request.install_opener( urllib.request.build_opener( urllib.request.ProxyHandler()) ); by = urllib.request.urlopen( 'http://packagecontrol.io/' + pf.replace(' ', '%20')).read(); dh = hashlib.sha256(by).hexdigest(); print('Error validating download (got %s instead of %s), please try manual install' % (dh, h)) if dh != h else open(os.path.join( ipp, pf), 'wb' ).write(by)
ちょっと分かりにくいので画像にしてみます。 slt2 後はEnterを叩けば勝手にインストールしてくれます。簡単!

メニューの日本語化

ここはちょっと複雑なので、ゆっくり解説していきます。
あ、英語でも全然OKという人は飛ばしちゃってください。

まず、CTRL+Shift+Pを押し、表示されたフォームにinstallと入力してPackage Control: Install Packageをクリックします。 slt4 さらにフォームが表示されるので、japanizeと入力して出てきたプラグインをクリック。 slt5 これでメニューが一部日本語化された状態になります。一部です。全部ではありません。 slt6

全部日本語化したい!

ここからが難関です。間違えないように慎重に作業を進めてください。

まず、以下のフォルダを開きます。
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Sublime Text 3\Packages\Japanize
そのフォルダの中にある末尾が「.jp」のファイル7つを、以下のフォルダにコピーします。
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Sublime Text 3\Packages\Default
※Defaultフォルダが無い場合は作成してください。

次に、各ファイルの「.jp」部分を全て削除します。
こんな感じになるはずです。 slt7 最後に、Japanizeフォルダ内の「Main.sublime-menu」を以下のフォルダにコピーしてください。
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Sublime Text 3\Packages\User
分かりやすく画像に… slt9 ちょっと分かりづらいですねコレ。
とりあえず、これで日本語化は完了です。

Shift-JIS、EUC-JPを扱えるようにする

デフォルトのままだとShift-JIS、EUC-JPが文字化けしてしまうので、プラグインで解決しましょう。
slt10 先程と同様、CTRL+Shift+Pを押し、表示されたフォームにinstallと入力して、ConvertToUTF8で検索→クリックでインストールしてください。これで日本語文字コードを扱う準備は整いました。

文字化けしているファイルを開いた状態でファイル→Reload with Encoding→Japanese(Shift-JIS)をクリックすれば、Shift-JISで読み込み直してくれます。 slt12

日本語入力の不具合を解消

Google日本語入力を使っていると、全角文字の入力時に文字が画面端にはみ出るという謎の不具合が発生しますが、これはIMESupportというプラグインで直ります。

さて、今回もPackageControlから検索して~と言いたいところなんですが、どうせなら「検索しても出てこない…」「串のせいでInstall Packageが使えない…」そんな時の対処法についても知っておきましょう。プラグインは手動でもインストール可能です。

まず、下のサイト(GitHub)からIMESupport-master.zipをダウンロードしてください。(サイドバーの下の方にあるDownload ZIPです) 1_26_2_29_2 ダウンロードした圧縮ファイルを解凍し、以下のフォルダにぶち込みます。
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Sublime Text 3\Packages
これで終わりです。設定は不要。簡単!

フォントの変更

SublimeTextのフォント変更は、マウスをカチカチしてるだけでは出来ません。GUIに慣れた人間には厳しい仕様ですね。

まず、基本設定→基本設定 - ユーザーを開きます。 slt13 初期状態だと空のファイルが開かれるはずなので、そこに以下の文章をコピペしてください。
{ "font_face": "使いたいフォントの名前", "font_size": 12, }
これで保存するとフォントが変更されます。
ちなみに管理人のオススメはSource Code Pro! ちなみに、文字レンダリングソフト「MacType」とは相性が悪いのか、全角文字が正常に表示されなくなります。MacType側でSublimeTextは除外しておきましょう。

最後に

SublimeText3は無料で使うことが出来ますが、有料版もあります。
…と言っても、無料版はファイルの保存時、たまーに「ライセンス買わない?」と誘ってくるだけで有料版と機能は変わりません。太っ腹ですね。

それすら嫌だ!という人やSublime Textに惚れ込んじゃった人は、是非ライセンスの購入を検討してみてください。このソフト、買って損は無いはずです。

終わり。
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